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statement

様々な文様を日本画に取り入れようと制作しています。

大学では下宿先の側にある北白川疎水をモチーフに制作してきました。京都に住む者として私の考える京都像を提示しようとしてきました。琵琶湖

疎水からなる北白川疎水は、明治期に当時の最先端の技術で作られ、京都の産業革命の代表的なものです。人口的でありながら自然と人と共存している所など、京都をまさに表している場所だと感じています。

疎水を京都像として制作する中で、日本画を描く意義を日本の魅力の再認識だと思うようになりました。日本画というものは線描、シンプルさが特徴です。現代の日本美術に大きな影響を与えている実在感と装飾性を兼ね備えた琳派に出会い、また文様のシンプルさの中にこめられたパワー(美術が美術として確立されていない時代からある縄文土器、ラスコーの壁画や、動物の柄などに見られる自然のエネルギーなど)を作品に取り入れようとしています。

また、制作を通して、移ろう日本の美と刻む文様や、人工的と自然的なものなど、反対要素を組み合わせて表現する面白さを感じました。相反するものの融合を通して、新たな表現を生み出すことが目標です。

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